富士経済は、国内の住宅リフォーム市場を調査した報告書「2010年版 住宅リフォーム市場の現状と将来展望」を発刊した。
これによると住宅リフォーム市場規模は、2009年度の7兆2200億円と比べ20103年は、景気の回復、補助金制度や電力買取り制度の復活で太陽光発電システムの後付け需要、住宅エコポイント制度など行政面での後押しもあり、2013年度には7兆7500億円と7.3%増加すると予測した。
コンセプト別の動向では、耐震リフォームが09年度の3800億円から13年度の4050億円と6.6%増加する一方、創エネルギーリフォームは09年度の1962億円から13年度の4775億円と2.4倍に増加し、耐震リフォームを超えて最も大きな市場規模となるとした。
業態別の動向では、家電量販店やインターネットを活用して住設建材の販売・施工を請け負うインターネット事業者が台頭し、一定の市場規模を確立するとした。
報告書はA4版、241ページ。10万1850円(税込)。
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