国土交通省は、低炭素型まちづくり推進のための支援ツールとして「低炭素都市づくりガイドライン」をとりまとめ、公開した。
ガイドラインには、基本的な考え方から具体的施策までを体系的に整理し掲載。同時に、都市全体のCO2排出量の変化を総合的に推計するためのシミュレーション手法も紹介している。
具体的な施策の領域としては、(1)市街地の拡散を抑制し、公共交通活用などの交通対策と組み合わせて集約的な都市構造に誘導すること、(2)建物の更新を面的に推進し、同時にエネルギー利用の効率化や未利用・再生可能エネルギーの活用を図ること、(3)吸収源となる緑地の保全と都市緑化を推進すること―の3つの分野を取り上げた。分野毎に方策のメニュー例を整理して紹介している。
ガイドラインは、国土交通省ホームページで入手できる。
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