日本ボレイト(東京都江東区)は、ホウ酸を用いた防蟻処理に活用できる新製品「ホウ酸溶脱防止液」を8月1日より発売する。ホウ酸処理の弱点である「雨水への弱さ」に対応する。
同社のホウ酸を用いた防蟻と木材劣化対策工法「ボロンdeガード工法」は、自然素材であるホウ酸を原材料として使用する。空気を汚さない安全性と効果の持続性を特徴とするが、欠点として水に溶けやすい性質(溶脱性)があり、施工時の雨への対策が必要となるという。
そこで同社では今回発売する「ホウ酸溶脱防止液」を開発。高濃度ホウ酸水溶液25L〜30Lに対し、同製品を1L混入することで、木材に処理するホウ酸の雨水による劣化を抑えることが可能となるという。成分は非イオンフッ素系エマルション。
あわせて同社では、ホウ酸処理が完了したことを確認する「クルクミンテスター」を発売する。施工部位に吹き付けることで、ホウ酸処理済みの部位のみが赤く反応する。工務店や施主向けに視覚的な安心を提供したいという思いから同製品を発売するとのこと。
また同社では8月より、ホウ酸水溶液の品質管理を行う比重計を取り扱い業者に無償で提供する。こちらも「きちんとした施工を責任もって行っていく」という同社と日本ホウ酸処理協会の理念を体現するために実施するもの。
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