山万(東京都中央区)と東芝ソリューション(神奈川県川崎市)は10月、千葉県佐倉市ユーカリが丘周辺地区で暮らす健康な高齢者と離れて暮らす子世帯向けに、タブレット端末を活用した在宅サービス「大人の自由時間」の提供を始める。
山万は1971年から「ユーカリが丘」の開発に着手し、分譲住宅や商業施設、鉄道をはじめてハード・ソフト両面で住民の生活サポートを実施してきた。
今後、地区内の高齢化が予想されることから「福祉の街・快適な街・楽しむ街」をコンセプトに、東芝ソリューションのシニア向け在宅サービス「大人の自由時間」を活用したヘルスケア+ライフケアサービスを地域密着で展開する。
タブレットや健康機器と在宅サービスクラウドが連携。タブレットの利用状況や登録した健康情報、服薬の記録状況などを子世帯がいつでも把握できるため、さりげない見守りが可能になるほか、テレビ電話や手書きメールといったツールを提供することで家族・住民間のコミュニケーションを活性化する。
また健康機器と連携し、血圧や脈拍、体重等の健康データを自動的にサーバーに記録。設定した服薬時間になると薬の時間を知らせるなど健康管理をサポートする。
さらに、約150の加盟店・施設のサービスやお得情報を住民に通知する「ユーカリが丘アプリ」と連携し、エンターテイメントや旅行などの情報を提供。地区の店舗・企業と連携して食材や生活用品を簡単に取り寄せられる生活支援サービスも利用できる。
生活に役立つ地域情報や防災情報についても、テキストと音声で繰り返し自動再生する。
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