住宅ネットワークのジャーブネット(事務局:アキュラホーム)は7月3日、東京都内で第15回全国大会を開催した。主宰の宮沢俊哉アキュラホーム社長は、「永代家守りで顧客との結び付きを深め、地域密着で価値ある住まいづくりをするビルダーを目指していく」との方針を発表した。今年度の具体的な目標として、自己資本比率25%、営業利益3%、年間完工棟数10棟を超える会員比率を現状の約1割から15%以上に高めるという数値を設定した。
今年度の新たな取り組みとして、建築家や堂宮大工、庭園師などと協働したモデルハウスや実験棟などを建設していくことも発表。さらに、昨年から始めたコストダウンとバリューアップを進める「KAIZENプロジェクト」を継続し、今年度も1棟100万円以上の改善を目指す。
また、完工棟数100棟、営業利益1億円を目標とする「優良ビルダー塾」(仮称)を8月に発足する。第1期として、クレセントホーム(佐賀県)、ロータリーハウス(香川県)、アート建工(鳥取県)、福工房(静岡県)とアキュラホームの2支店が参加。多店舗展開で棟数を伸ばしていくことを想定したカリキュラムで、1年間のスケジュールで実施する。
前年度の同ネットワーク会員の注文棟数は、会員320社の合計で7235棟。前年の7638棟から減ったが、1社あたりの受注棟数は22.1棟と前年よりも1.5棟伸びた(アキュラホーム分は除いて集計)。
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