犬と住まいる協会(東京港区、野中秀樹理事長)の設立発表会が7月2日、関係者およびマスコミ関係者を集め行われた。獣医学や栄養管理、造園、建築など第一線で活躍する専門家が役員となり、専門部会の講師として犬と暮らすための基礎知識や快適な生活を送らせるための家づくりセミナーや勉強会を行う。建築やエクステリアの施工者に対しては、協会として認定資格「犬すまコーディネーター」を設けスキルアップを図ることで、愛犬家からの施工依頼の増加や成約率のアップをはかる。
今後は会員数の増強を図るとともに、愛犬家向け情報誌『ペイクマガジン』やウェブサイトでPRを行っていく考え。理事のエクスリアCADのユニマットリック小松正幸代表は「CADへのコンテンツ登録を推進するなど、ビジネスでもこのブームを呼び込みたい」としている。
最近20年間でペット市場は「ペット可マンション」の急速な拡大などにより飼育数は2000万頭にのぼり、市場規模は1兆5000億円に急成長、もはや子供の数を上回るブームとなっているといわれる。この状況の良し悪しは別として、愛犬家にとって犬の安全・安心なすまいが確保されることは、家づくりの重要なポイントとなる。
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