LIXIL(東京都千代田区)は、肩湯や打たせ湯といった新機能を搭載したシステムバスルームの新製品「スパージュ」を8月1日に発売する。いままでのバスルームでできなかった「もう1段階上」の特別なくつろぎ体験が商品コンセプト。
通常のノズル型シャワーに加えて設置された「アクアタワー」と名付けられたシャワーの新機構は、通常のシャワー体験ではない「オーバーヘッドシャワー」と「打たせ湯」の2つのシャワー機能を楽しむことができる。「オーバーヘッドシャワー」は、バスルーム天井から広がりあるシャワーが出ることで全身を湯が包みこむ機能。高級ホテルに搭載されているようなものをイメージしているという。「打たせ湯」機能は、湯を肩など一点に水圧高めに落水させることで、マッサージ効果を味わえる。
バスタイムを充実させるオプションも提案。シャープと共同で開発したシステムバス用大型テレビ「アクアシアター」もそのひとつ。システムバスの壁パネル部に組み込める最大のサイズの32型を用意した。
空間を演出するデザインにもこだわった。浴槽について、湯につかった時に仰向けになって浮遊感が楽しめるとするリクライニング浴槽や、特徴的な曲面をつけたことでほっとできる入浴体験を提供するというハイバック浴槽など6種類を用意。さわったときの気持ちよさ、なめらかさにもこだわったという。
販売目標は年間1万2000台。予定希望価格はオプションによって変動するが、およそ95万円から200万円程度。
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