JBサポートとテノックスは、小規模建築物向け地盤補強工法「ピュアパイル工法(PP工法)」を共同で開発、8月からまず関東地域で販売を開始する。
新工法は、先端に掘削爪を設けた専用の掘削ロッドを回転させながら支持地盤まで掘削した後、セメントミルクを吐き出しながら掘削ロッドを地上まで引き上げることで、掘削土砂と混じらないセメントミルクのみからなる置換柱状体(ピュアパイル)を地中に築造する。このピュアパイルを杭状地盤補強材として利用する。
特殊な掘削ロッドで地盤を側方に押し広げながら掘削するため、従来の掘削土砂を掘り起こす工法に比べて地盤を緩めることがない。また、発生残土も大幅に削減できるため、残土処理のコストも削減可能。これまで試験的に実施した事例では、従来工法に比べ1割程度のコスト削減を実現、将来的には2割程度の削減が可能だという。
問:JBサポート 地盤事業部 電話03−5624−7361
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。