ケイミュー(大阪市中央区)は、住宅購入予定者を対象とした住まいの外観デザインの嗜好調査を行い、その集計結果について公表した。
住まいの外観デザイン嗜好調査は同社が毎年調査を実施しているもので、「住みたいと思うイメージの外観テイスト」について調査・集計したもの。 全有効回答数960人での総合の順位は以下の通り。
≪住みたいと思う外観テイスト・調査結果≫
1位 「プレーリー」
2位「シンプルナチュラル」
3位「ブリティッシュ」
同社によると、今年も「プレーリー」テイストの人気が高く、2位以下との差は昨年よりも拡大しているという。和洋の様式性の少ないオーソドックスなテイストへの人気はしばらく続くとしている。
2位以下の傾向を性別でみると、男性は「和ベーシック」「和モダン」を女性より好む傾向があり、オーソドックスな和洋折衷や和風テイストの嗜好性がやや高いとする。女性は「シンプルナチュラル」「南欧」を好み、シンプルなものや洋風テイストへの嗜好性がやや高いという。
さらに性別×年代別にみると、男性の年代別では、他の世代より30代は「南欧」、40代は「シンプルナチュラル」、60代は「和ベーシック」のポイントが高いとした。若年層ほどモダン、高年齢層ほど和風への嗜好性が高い傾向が見られたという。
女性の年代別では、30代では洋風テイストよりモダンテイストに人気があり、40代は「南欧」や「ブリティッシュ」、60代は「プレーリー」「和ベーシック」のポイントが高いとした。若年層ほどモダン、中間層は洋風、高年齢層はオーソドックスな和洋折衷や和風への嗜好性が高い傾向が見られたという。
同社では今回の外観デザイン嗜好調査結果より、これから建築予定の新築住宅やリフォーム物件において、年代別のデザイン嗜好に合わせた形での外装材の提案に結び付けたいとしている。 上記以外の詳細な集計・分析についての要望は、同社まで問い合わせてほしいとしている。
≪調査概要≫
対象 : 今後3年間に住宅を購入又はリフォーム・リノベーションを希望している生活者
調査方法: ウェブサイトでのアンケートフォーム回答を集計・分析
集計数 : 首都圏・関西圏にて有効回答数:合計960人
調査時期: 2014年4月10日~17日
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