ポラスグループの中央グリーン開発(埼玉県越谷市)は、9人の主婦とともに作成した子育て世帯向けの設計基準「子育てママの理想の家」にもとづく住宅商品として、埼玉県川口市に戸建て分譲「ママトコ南浦和」(全13戸)を発売した。
昨年、NPO法人・子育てパレット(東京都足立区)と協働で、一般主婦9人が参加して「理想の家」づくりに挑戦する商品開発プロジェクトを実施。実際に4棟が建築・販売された。
9人がこれらの理想の家を改めて検証し「ママ基準」と呼ぶ設計基準を策定。「家族で過ごす空間づくり」「子どもの育み」「家事ラク♪ママ楽♪」「スムーズな家事動線」「使いやすい収納」「安心・安全」の6種類の共通テーマにひもづく全45項目を設定した。
今回発売した戸建て商品には、基準に掲げた家事動線パターンや収納方法を盛り込んだ。具体的には、キッチン、洗面、浴室をほぼ直線上に配置することで家事動線をシンプルにする「ママ楽!水回りスルー」や、土間とクロゼットを一体化した「ドマクロ収納」、調理しながら宿題中の子どもやパソコンを使う家族を見守る「ノマドカウンター」などを設置している。
JR京浜東北線・武蔵野線「南浦和駅」より徒歩18分。建物面積28.37~30.87坪で3990万~4630万円。
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