GLI(愛知県名古屋市)はこのほど、太陽光パネルの表面を10年以上きれいに保ち、発電効率を落とさない自己洗浄・メンテナンス剤「サーファシールドG」を発売した。ギリシャ・ナノフォス社製。
太陽光パネルの表面に黄砂やホコリ、鳥のフンなどが付着すると発電効率が5〜10%低下するという。新製品は、こうした課題を解消する光触媒技術を使った自己洗浄剤。
専用スプレーガンで塗布することによって、太陽光パネル表面にナノ粒子を化学的に結合させ、透明の塗膜を形成。表面に光があたるとナノ粒子が活性化し、自己洗浄、反射・帯電防止、汚染物質分解といった機能を発揮する。塗布するだけでガラスの光透過率が8~10%向上するため、日中だけでなく、日の出・日の入り、くもりでも光を取り込む時間帯を長くし発電量を高めるという。
総輸入元のNanoPhos-Japan(愛知県名古屋市)が行った試験によると、「サーファシールドG」を塗布したパネルは、無塗布パネルと比べて3.26%の発電量アップが確認できたとする。
税別22万6700円(10L、2回塗りで600〜800平米)。
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