旭ファイバーグラス(東京都千代田区)は、高性能グラスウール断熱材「アクリア」を使った断熱リフォーム向けの新シリーズ「リフォエコ」を立ち上げた。7月1日には、既存壁のうえから施工できる断熱パネル「リフォエコパネル」と断熱ボード「リフォエコボード」の2種類を発売する。
現場で自由にカットでき、さまざまな壁面に対応できるのが特徴。施工するだけで表面温度が室温に近づくため、エアコンをつけていても壁の「冬冷たい/夏熱い」現象を緩和、壁面結露も抑制する。冬の寒さ対策の効果としては、壁の表面温度が木造住宅で約2〜2.5度、RC造住宅で約3.5〜4.5度上がるという(※)。
※外気温−1〜−2.5度、室内温度23度に設定した場合
「リフォエコパネル」は、アクリアと化粧クロスを組み合わせた455角のパネル状で、戸建て住宅やマンション、オフィス、学校などの既存壁に室内側から専用面ファスナーで張るだけ。6畳間の壁2面に張る場合、工期は約1日、工費込みで約40万円で断熱リフォームが完了する。
アクリアに圧縮プレスをかけた高密度ボード状の「リフォエコボード」は、12x910x1820ミリと石こうボードと同サイズ。既存の室内壁のうえにビスまたは接着剤で取り付け、パテ処理をしてクロスで仕上げる。厚みを12ミリにしたことでサッシまわりの額縁などの付帯工事が不要となり、コスト低減と工期短縮が図れるとする。6畳間の壁2面の工費込み設計価格は約15万円。
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