旭ファイバーグラス(東京都千代田区)は7月1日、超細繊維を使った高性能グラスウール断熱材「アクリアα(アルファ)」シリーズを発売する。
これまで「アクリア」に使っていた繊維を3μm台まで極細化。現在商品化されている住宅用グラスウール断熱材では世界最高水準となる熱伝導率0.032W/m・kを実現した。
熱抵抗(R)値は、標準的な柱幅の厚さ105mmで3.3m2・K/Wを達成。同様に床も大引高さ105mmのスペースでR値3.3を可能にした。
北海道における木造・充填断熱工法の住宅の壁に「アクリアα」を施工する場合、省エネルギー基準(平成25年改正)が求める断熱性能、熱抵抗値を標準厚み(105ミリ)でクリアすることができる。また本州以南であれば、ゼロエネ住宅などに容易に対応可能。室外側の追加断熱材や副資材が不要になるため、トータルの材料・施工コストを低減できるメリットがある。
壁用「アクリアウールα」が9700円/坪、床用「アクリアUボードピンレスα」が1万4600円/坪。
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