大和ハウス工業は、2020年までに住宅のCO2排出量や光熱費をゼロにすることを目指す新たなプロジェクト「スマート・ジーヴォ・エコ・プロジェクト」を開始する。
第1弾として、国内初という家庭用リチウムイオン蓄電池付き住宅展示場「スマ・エコハウス」の実証実験を、「埼玉県春日部住宅展示場」と愛知県名古屋市「メ〜テレ八事ハウジング」の2ヵ所で開始する。2011年春に発売予定の家庭用リチウムイオン蓄電池システムを搭載した住宅を視野に入れて、技術検証を行う。
モデルハウスには太陽光発電システムと蓄電池を搭載。発電システムと蓄電池を、独自のエネルギーマネジメントシステムで連携し、深夜の割安な電気を蓄え、売電量を増やすなど、エネルギー利用の最適化を図る。また、LED照明などでエネルギー消費自体も抑える。同社のシミュレーションによると、新省エネ基準の住宅と比べてCO2排出量を65%削減、光熱費を102%削減できるという。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。