ミサワホーム(東京都新宿区)は5月21日、同社で10kW以上の太陽光発電システムを搭載した戸建て住宅や賃貸住宅を建設した人を対象に、国の固定価格買い取り制度の全量売電方式よりも高い価格で電力を買い取るサービスを提供すると発表した。
エナリス(東京都千代田区)が電力会社の買い取り単価に1kWhあたり1円のプレミアムを付加した価格で買い取る。既に固定価格で全量売電しているミサワホームのオーナーも対象とする。
ミサワホームは昨年、50kW以上の需要家に電力を供給できる「新電力(特定規模電気事業者)」の届出を完了している。同社は、今回のサービスで集めた電力をエナリスから優先的に購入し、同社のグループ会社へ供給するほか、2016年に予定されている電力小売完全自由化を見据えて一般家庭向けの電力小売やスマートシティ内での電力の融通なども視野に入れ事業を展開していくとする。
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