太陽光発電協会(JPEA)は、被災地に対して、破損した太陽電池パネルには素手で触らぬよう注意を呼び掛けている。
太陽電池パネルが家屋などのがれきと共に堆積しているような場合でも、太陽電池パネルに太陽の光が当たっていれば発電している可能性がある。このため、素手などで触れると感電をすることもあるという。
同協会が推奨する、被災地における太陽電池パネルの処理方法は以下のとおり。
[被災地における太陽電池パネルの処理方法]
1 素手でさわらないこと。
2 救助及び復旧作業等で壊れた太陽電池パネルに触れる場合は、乾いた軍手やゴム手袋など絶縁性のある手袋をしてください。
3 複数の太陽電池パネルがケーブルでつながっている場合は、ケーブルのコネクターを抜くか、切断してください。可能であれば、太陽電池パネルに光が当たらないように段ボールや板などで覆いをするか、裏返しにしてください。
4 また、可能であれば、ケーブルの切断面の中の銅線がむき出しにならないようにビニールテープなどを巻いてください。
5 太陽電池パネルを廃棄場に運ぶ際には、念のため、ガラスを金づちなどで細かく破砕してください。なお、太陽電池パネルの構成部材は、以下の通りです。半強化ガラス(厚み約 3mm)、セル(シリコンの板、10~15cm 角、厚み 0.2~0.4mm、銀電極、半田、銅箔など)、透明樹脂、白樹脂シート、金属枠(主にアルミ)、配線材、樹脂箱 など。
6 夜間や日没後の日射のない時の作業は、太陽電池パネルが発電していませんが、作業内容は、日射のある時の作業と同じにしてください。
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