国土交通省は、全国の認知症高齢者グループホームが建築基準法に適合しているかの点検を行ったところ、全体の11.2%で違反があることがわかった。
今年3月に北海道で起きた高齢者グループホームの火災を受け、全国の特定行政庁に依頼して緊急点検を行っているもの。主な違反の内容は、非常用照明関係(点検済みの施設のうち7.2%)が最も多く、排煙設備関係(同4.4%)、間仕切壁関係(同3.8%)と続いた。
全国にある9952件のうち、これまでに5951件の点検を終え、全体の11.2%にあたる1114件で何らかの違反があることが判明した。今後残りの4001件についても点検を進める。