ブラック・アンド・デッカー(本社:米コネチカット)は、電動ドライバーのクラッチ機能を全自動化した新製品「オートマチック・ドリルドライバー」を、5月下旬より全国のホームセンターなどで発売する。ネジが板面にぴったりと収まる位置で自動的に回転を止める新機能「オートセンス」を搭載した。
新たに搭載する「オートセンス」機能は、ネジ締め時の負荷をセンサーが感知し、ネジ頭が板面にぴったり収まる位置で自動的に回転を止めるため、従来のトルク調整機能よりも、正確かつ簡単なネジ打ちが可能になるという。同時に、ネジ頭が打ち込む板面の上面と水平になる、きれいな仕上がりも実現する。回転が一旦停止した後、スイッチを入れ続けると4分の1回転ずつ締めることができるため、微調整も容易。
ネジ締めとドリルモードの切り替えは電子制御によるワンタッチ切替えを実現したほか、クラッチ機構などを自動化したことで従来モデルよりもコンパクトなデザインになった。
プラスやマイナス、ポジドライブ、六角、ドリルなど11種類の先端ビットなどが付属する。DIYから家具の組み立てまで幅広く活用できるという。価格はオープンで、税込参考価格は1万4000円〜1万6000円。
米ブラック・アンド・デッカーは、手首を捻るだけで操作できる「ジャイロセンサー」を搭載したスクリュードライバーなどを発表するなど、「オートマチック」をコンセプトとしたビギナー向け電動工具の開発に取り組んでおり、今後も市場開拓を進めていくという。
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