社団法人住宅生産団体連合会(樋口武男会長、住団連)は、震災の被害が大きい岩手県・宮城県・福島県からの要請を受け、被災地での応急仮設住宅建設に向け取り組みを開始した。
国土交通大臣は住団連に対して今後おおむね2カ月で少なくとも3万戸程度を供給できるよう要請。その後、被災した各県からは、すでに当面の必要戸数として、岩手県が8800戸、宮城県が1万戸、福島県が1万4000戸、合計3万2800戸の建設が住団連の会員団体のひとつ、プレハブ建築協会に要請されている。
住団連はプレハブ建築協会を事務局に定め、会員の大手プレハブメーカーを中心に、木住協、ツーバイフォー建築協会なども協力を得て、早急に会員団体下の各企業の供給戸数割り当てを協議している。当面は用地を確保できた地域から順次着工する。
施工にあたっては、地元の大工・工務店など建設技能者のほか、住団連の会員団体である社団法人・全国中小建築工事業団体連合会(全建連)などから協力を得る。
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