一般社団法人住宅瑕疵担保責任保険協会(東京都港区)は、昨年度創設した既存住宅インスペクションの独自資格「既存住宅現況検査技術者」の受講要件を緩和する。昨年度は建築士事務所か登録住宅性能評価機関に所属する建築士または適合判定資格者に限定していたが、今年度はこれらの機関に所属しない場合でも受講できるようにし、対象を拡充する。昨年度、工務店やゼネコンに所属する建築士などから受講したいとの要望が多く寄せられたという。
今年度の講習会は全国15都市のべ16会場で、6月から7月にかけて開催する。5月13日から申し込みを受け付ける。受講費用は税込2万5920円。定員は合計で約2600人。
今後、他団体との共同講習も予定している。日本木造住宅産業協会(木住協)と7月に木住協リフォーム診断員講習と一緒に行うほか、日本建築士事務所協会連合会と8月に適合証明技術者講習との合同開催を予定している。
今年度の講習には、長期優良住宅化リフォーム推進事業の事前インスペクションに関する詳しい解説も盛り込まれている。
講習会スケジュール
6月16日 横浜
6月18日 札幌
6月23日 盛岡、東京
6月24日 仙台
6月25日 高崎
6月26日 富山
6月27日 高知
7月 1日 名古屋
7月 2日 大阪
7月 3日 米子
7月 4日 水戸
7月 7日 東京
7月 8日 広島
7月 9日 福岡
7月10日 沖縄
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