大阪で中古マンション・戸建てのリノベーションを手掛けるアートアンドクラフト(大阪市西区、中谷ノボル代表電06・6443・1350)は、空き部屋をもつ住宅オーナーと東日本大震災で住まいを失った被災者を結ぶ「仮り住まいの輪」プロジェクトを発起、業界関係者有志の協力を得て3月末から本格始動する。
プロジェクトは、全国各地で空き部屋となっているアパートやマンションなどを、今回の震災で住まいを失った被災者を対象に、公的支援が整うまでのあいだ「仮り住まい」として提供する。
想定する物件は、民間アパート・マンションの空き部屋のほか、寮や社宅、宿・ホテル、個人宅の間借りやホームステイまでを含む。3月末には専用サイトを開設し、全国のオーナーから登録物件と被災地の利用者を募る。
「短期間で無料提供する」、「一定期間を無料としてその後両者の合意で有料とする」など、契約条件は2者間で交渉可能。事務局ではトラブルを未然に防ぐため、サイトに契約上の注意ポイントを紹介したり、推奨する契約書式などをダウンロードできるようにするなどで対応する。
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