積水ハウス(大阪府大阪市)と仙台市は、東日本大震災の教訓を生かし女性や子どもが安心して利用できる仮設トイレ「おりひめトイレ」を共同開発した。同社女性従業員や仙台市内の女性デザイナーが開発メンバーに加わった。
おりひめトイレは、汚い、暗い、臭い、怖い、使いにくいといった仮設トイレの不満を解消するもの。一般的な箱形ではなく、平面でみると扇形状になっており、最大寸法は幅2113x奥行1476x高さ2652ミリ。
防犯ベル、防犯警告灯、ベビーチェア、荷物置き場、流水擬音装置、換気ファンなどを設置したほか、ドアを開けた際にトイレが丸見えにならないよう設置角度を工夫した。
試験設置により利用者の声を調査し、改良を加えたうえで事業化をめざすとする。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。