LIXILグループ(東京都千代田区)は5月7日、2017年3月までを計画期間とする新たな中期経営計画を発表した。2017年3月期に売上高2兆1100億円、営業利益1700億円という目標を掲げた。
同社は1年前に中期経営計画「G-15」を発表したが、国内市場の変化、買収の実施などで当時とは背景が大きく変わったことから、計画を大幅に見直した。
国内事業では、リフォームをさらに強力に推進していくほか、金融サービス事業の拡大などを進めていく。海外事業では買収した企業とのシナジーの創出を進め、新興国市場での事業拡大を図っていく。また、買収した海外企業を含め、ビジョンの共有など「One LIXIL」をグローバルに展開していく。
同日発表の同社の2014年3月期の決算は、売上高が前の期に比べ13.4%増の1兆6287億円、営業利益は同41.2%増の691億円、最終利益は約2.1倍のの448億円だった。順調に推移した新設住宅着工が寄与し、国内事業の好調が全体を押し上げた。
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