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坂茂建築設計では、「東北地方太平洋沖地震緊急プロジェクト」と題し、 被災者の避難所で簡単に組み立てられ、プライバシーを確保できる簡易間仕切りの導入に向けて活動を開始。現在準備を進めている。
写真のタイプは、避難住民の人数変化に緩やかに対応できるよう開発したもの。被災直後はハニカムボードを畳のように床だけに敷いて使う。その後の避難住民が減少した際に、不必要となった床材を再利用して腰壁状に立てて家族ごとに囲い、就寝時のプライバシーを最低限確保できるようにする。
まず床に敷いて寒さを和らげ、その後は囲いをつけることでプライバシーが確保できない精神的な苦痛の軽減を図るという、避難所の収容人数に合わせた一石二鳥の実現を目指す。
壁部分に使用していたハニカムボードのわりに、安く入手容易に入手できる紙管によるフレーム式とし壁部分には布を使るタイプも開発済み。
同事務所では導入が可能な被災地の避難所の情報を求めている。また、義援金も募集中だ。
募金口座
銀行名: 三菱東京UFJ 銀行、 東松原特別出張所
口座名: ボランタリー建築機構 坂 茂
口座番号: 普通 3636723
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