NPO法人地盤保全協会(東京都港区、皆木久一代表理事)は4月22日、東京都内で「地盤コンシェルジュ(Rマーク)」認定研修会を開催した。「地盤コンシェルジュ(Rマーク)」は、地盤の品質を見極め、地盤の安全性を確保するための知識や方法を習得した、地盤に関する専門知識を有するものに与えられる資格。施主に安全な土地選びや家づくりを専門的な見地からアドバイスすることができる。
第一回目となるこの日は、全国の工務店や地盤調査会社などから25名が参加し、地盤・基礎に関する法律や地盤設計、不同沈下などの地盤事故、液状化現象などの地盤災害、地盤改良工事に関する知識に加え、地盤の知識を住宅営業に役立てる方法を学び、その後、試験に臨んだ。受講者は全員合格し、地盤コンシェルジュ(Rマーク)として認定された。
皆木代表理事は、「工務店は地盤のことに関しては、地盤業者に丸投げしてしまうケースが多い。昨今の自然災害を鑑み、お客様に安心安全な住まいを提供するためには、地盤も含めた住宅設計をしなければいけない、工務店はもっと地盤に関心を持って、地盤について学んで欲しい」と述べた。
次回の認定研修は、5月20日に開催する。
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