LIXILは23日、システムキッチンの新製品「サンヴァリエ〈アレスタ〉」を発表した。主婦層を中心としたニーズ「手入れのしやすさ」「収納・作業性」「デザイン」の3つの面で改良を重ねた。5月より受注を開始する。
リフォーム市場が拡大する中で水回りのリフォームに対するニーズは高く、主力商品として力を入れていく姿勢を改めて示した。
「よごれんフード」と名付けられた新たなファンの機構は、回転盤の高速回転により、油分を含んだ空気を整流盤(レンジフードの覆い部分)へ受け流し、ファン内部とファン自体のメンテナンスは不要。やむをえず油分を受ける部分についても、フッ素コートを施すことで手入れを簡単にした。排水溝にも改良を加え、汚れが溜まりやすい排水溝のリングをなくし、ごみカゴは抗菌コート仕様でぬめりを抑える。
シンクの広さを横方向に15センチ大きくし、洗い物を残していても作業がしやすい。デザイン面では、カラーバリエーションや取っ手タイプの充実とともに、遊びを省いたデザインを追求した「シンプルスタイル」を追加。収納の分割線を減らし、レンジフードに厚みの薄いものを採用するなどこだわった。
また、近年の男性のキッチンへの参加が普通になっていること、その多くが皿洗いなど、奥さんのサポートが主になっているというアンケート調査から、女性をサポートしやすいキッチンスタイルを提案。向かい合って動ける「サポートカウンタータイプ」をあわせて販売する。
前年比10%アップの年間10万セットの販売を目指すという。
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