粘土瓦メーカーの鶴弥(愛知県半田市)はこのほど、屋根材施工のオリジナル工法「スーパートライ クリップ工法(仮称)」を開発した。屋根下地の耐久性を高めるのがねらい。
現在、粘土瓦の施工方法としては、屋根重量の軽減を目的とした桟葺き(釘打ち)工法が主流となっている。同社は、屋根下地の耐久性をさらに向上するため、釘やビスを使用せず、固定クリップを使って瓦を留め付ける工法を考案した。
プロトタイプとして固定用の「Tクリップ(仮称)」を開発。耐震・耐風圧といった各種試験を実施するとともに施工方法のマニュアル化を進め、基準を満たす一部地域で先行発売を予定している。正式発売は2015年2月。
設計価格は税別1万100円/m2〜(瓦製品「スーパートライ110タイプⅠ」切妻4~5寸勾配本体工事の試算)。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。