日本住環境(東京都台東区)は4月、浴室などの水蒸気を多く含んだ空気を第3種換気システムのファン本体を経由せずに排気できる換気部材「オフローダー」を発売した。
一見すると普通のT字管のようだが内部は独自構造となっており、負圧を発生させることで、ファン動力を使わずに独立した経路で浴室からの排気を可能にした。これにより、換気ファン本体の結露やトラッキングといったトラブルを未然に防ぐ。またファンのハネに汚れがつきにくくなり、経年による換気量の低下を防ぐことができる。
試算によれば、150m3/hの換気を行った場合、同社が提供する第3種換気「ルフロ」(6分岐)とオフローダーで1分岐増やしたケースでは、電気代は月10円程度のアップで済むという。施工もシンプル。
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