アキュラホームは2009年度の業績を発表し、売上高は309億2800万円で前期比11.1%増と16期連続で増収。営業利益は前期比2264.9%増の10億1600万円、経常利益は同849.6%増の11億5400万円、当期純利益は同872.7%増の6億5400万円の大幅増益となった。
同社は「日本の住まいを安くする」とのミッションのもと、昨年9月から自由設計の注文住宅「オプティス」を全棟長期優良住宅仕様に切り替えながら1000万円台の価格帯で提供。昨年4月からは本体価格税込み550万円の企画住宅「新すまい55」を発売。これにより、展示場への来場数が24%増と大幅に伸び、新築着工が低迷する中で受注棟数は1648棟と前期と比べ5.0%増加した。
また、2007年度、08年度には新規営業拠点となる展示場の開設や、それにともなう積極的な人材採用などの先行投資を実施。昨年度はこれらの効果が現れ、営業や施工の効率化などにより収益力が向上したことも要因となっている。
全国の工務店を支援するビルダー開発事業部門の売上高は12億6300万円と前期比10.9%減となったが、今年2月までにネットワーク全体で234棟の長期優良住宅普及促進事業の申請が受理され、全受理棟数の5.3%を占めるなど実績を残した。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。