国土交通省は、中古住宅の流通を促進するための情報システムの基本構想を策定した。4月9日付で公表した。
中古住宅の取引では、必要な情報が複雑で多方面に散逸していることが多い。そのため宅建業者が調査や情報集約を行う際の負担・コストが大きく、きちんとした情報提供ができていないのが現状。こうしたことが流通促進の課題となっているとの指摘もある。
公表した基本構想をもとに、2014年度は一部地域での試行運用に向けたプロトタイプシステムの構築を行う予定。2015年度に一部地域におけるシステムの試行運用・検証、2016年度以降に本格運用に向けて検討を実施。