富士通クオリティ・ラボ(神奈川県川崎市)は4月2日、森林資源計測サービス「もりっしー」の提供を開始した。森林保全・植生調査・林業振興・水源涵養・防災減災などの関係者に販売していく。
新サービスは、航空機に搭載したカメラで、対象森林を上空約3000mから撮影。撮影画像の解析により樹種・樹高・本数を計測し、これらのデータをもとに蓄積(森林を構成する樹木の幹の総体積)を推計する。同社による実証実験では、樹種識別率90%以上、樹高計測精度90%以上、本数計測精度80%以上、蓄積推定精度約80%という。
1日に最大2万ヘクタールの規模で空中撮影が可能。樹木の生育状態や病害虫の浸食状況などの調査への応用が可能という。
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