矢野経済研究所(東京都中野区)はこのほど、浄水器・整水器市場に関するヒアリング調査を行い「2014年版 浄水器・整水器市場の実態と展望」にまとめた。調査期間は2013年12月~14年2月。
それによると、新築住宅のキッチンにおける初期導入設備として浄水器の設置比率が年々高まっているという。水栓機器と一体となった蛇口一体型浄水器だけでなく、高級感のあるデザインと高機能・大容量の浄水性能を持つビルトイン型浄水器の設置が2013年度に入ってから増加傾向にあるとした。
13年度の市場規模(メーカー出荷金額ベース)は前年度比8%増の448億円、14年度は同2.7%増の460億円を予測。今後も新築住宅における浄水器の設置が増加し続けるとし、整水器についても消費者の関心の高まりを受けて出荷台数の増加が見込まれるとした。
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