財団法人住宅産業研修財団は、第7回「真の日本のすまい」提案競技の受賞作品を発表した。
健康・防災・環境・資産化・高齢者配慮のほか伝統文化の継承、気候風土の活用―と7つの家づくり理念を具現化する住宅設計提案競技。伝統構法を応募条件とする。第7回の今年は114件の応募のなかから8つの受賞作品が選ばれた。
このうち国土交通大臣賞に選ばれたのは宮城県仙台市の地域工務店、(株)建築工房零の小野幸助さん。「太陽と棲む建築士の自邸」と題する提案は、渡りあごと貫工法による伝統構法と躯体とし、素材に宮城県・福島県産の無垢材や漆喰壁を採用。屋根には太陽熱利用暖房システムを搭載した。
このほか文部科学大臣賞に倉敷建築工房(岡山県倉敷市)の大角雄三さん、林野庁長官賞にHAN環境・建築設計事務所(神奈川県川崎市)の花田勝敬さん・松田毅紀さん、住宅産業研修財団理事長賞に武部建設(北海道岩見沢市)の武部豊樹さん・北島詳三さん、などが選ばれた。
受賞者の一覧はこちら。
※3月11日午前9時35分に修正しました。
※3月11日午前10時26分に修正しました。
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