天井落下事故軽減のため4月1日に建築基準法告示771号が施行され、大規模空間やオフィスでの天井の耐震化が進められる。
これにともないマグ・イゾベール(東京都千代田区)は3月28日、軽量グラスウール製天井板「マグストーン」を使った2種類の天井耐震化工法を発売する。
ひとつは、オフィスビルなどの天井用の「エアリー天井」で、桐井製作所と共同開発したもの。軽量天井板の採用によりブレース(斜め材)の本数を削減、施工の簡易化とコスト低減を実現した。耐震試験の結果、震度7相当の揺れを受けても問題がないことを確認している。
もうひとつは大空間天井用の「イージーセーフ工法」で、告示771号による制約を受けないのが特徴。建築基準法で新たに定められた「特定天井」に該当する体育館やホールなどの吊り天井は、ブレースの本数や接合部の部材強度などを詳細に検討する必要があるが、構造材に直接取り付けるイージーセーフ工法は天井設計・施工にかかる手間とコストを大幅に低減できるとする。
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