ポラスグループの中央住宅(埼玉県越谷市)戸建分譲越谷事業所は、住まい手や地域住民とともに「蔵」を中心にした魅力ある街区づくりを考える「越々谷 蔵のある街づくりプロジェクト」に着手した。
越谷は旧日光街道沿いの宿場町として発展したまち。近年は、所有者の高齢化や建て替え、開発などにより歴史を感じさせる景観が失われつつあるという。
そこで同社は、江戸時代末期に建てられたと考えられる蔵をシンボルとして、予定地(越谷市越々谷3丁目)の一角に曳家(ひきや)工事で移動。そのまわりに新しい住宅を建てて、住民が蔵を共用することで新しい住まい方を築いてもらうプロジェクトを始動した。蔵は築150年の木造2階建てで、延べ面積は14.8坪。
一般的な分譲地とは異なり、スタート時点では蔵の位置、区割り、住宅の形状は未定。入居者同士が蔵の活用法を話し、アイデアを出し合って共用部や各住宅のデザインを決めていく。
入居する住まい手が自宅の間取りや内装だけでなく、まちなみ形成にまで参画できる点が特徴だという。
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