日本木造住宅耐震補強事業者協同組合(=木耐協、東京都千代田区)は3月5日、2010年7月〜2013年12月の期間中に木耐協が耐震診断依頼を受け付け、所有者の年齢を把握している3702件について診断結果を分析し公表した。
それによると、耐震診断を申し込んだ人の76%は60代以上で、4人に3人は60歳以上だった。平均年齢は66.13歳。
築年数の平均は32.8年、評点の平均は0.51。所有者の年代に対する住宅の築年数、耐震性の関係性をみると、築年数は年齢に比例し、評点は反比例した。築年数が経過するほど旧耐震基準で建てた住宅が多くなり、劣化による構造耐力が低減しやすいことから、こうした傾向になると分析している。
補強工事の実施率は平均で28.67%。年代による大きな差はみられず、耐震性が低いことがわかっても補強工事を行わない、あるいは行えない高齢者が多いことが推察できるとした。
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