国交省は建築確認手続き等の運用改善の方針をまとめた。建築基準法施工規則および関係告示の改正について、3月末をめどに公布し、6月に施行する。
運用改善案の柱は、確認審査の迅速化、申請図書の簡素化、厳罰化の3つ。
確認審査の迅速化については、確認申請図書の補正の対象の拡大、確認審査と構造計算適合性判定審査の並行審査の可能化、確認審査の報告にかかるチェックリスト告示の簡素化、「軽微な変更」の対象の拡大−など。
申請図書の簡素化については、構造計算概要書の廃止、建築材料・防火設備等にかかる大臣認定書の省略―など。
厳罰化については、違反設計等への処分の徹底、広範なサンプル調査の実施、を挙げた。
4号建築物にかかる確認・検査の特例については当分の間継続する。
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