グローバルに太陽光発電事業を展開するジンコソーラーホールディング(生産拠点中国、李仙徳社長)は2月26日、シェア拡大を目指し双日グループの双日プラネット(泉谷幸児代表取締役)、双日インシュアランス(川崎一彦代表取締役)と提携を結ぶと発表した。
双日プラネットのルートを通じて販売していく。双日インシュアランスとの提携によって、太陽光発電に特化した保険をソーラーパネルとセットで提供する。
保険により、事業者、銀行などのベンダーが海外製パネルを使用するリスクを代替する。保険会社が日系であることの要望が非常に強いという。
ジンコソーラーの李仙徳社長は、「日本での太陽光発電の伸びは著しく、そのため世界的に注目を集めている市場」とし、クリーンエネルギー事業のさらなる発展を目指すため、今回の提携に至ったと話した。
双日インシュアランスの川崎一彦氏は、「太陽光発電事業では、あらゆるリスクを考慮し、かつ迅速に対応できる幅広い保険が必要だ。その上で、ベストなソリューションを提供できると思う」と述べた。
双日プラネットの泉谷幸児氏は、「太陽光発電ビジネスは量から質といった転換があり、その中でジンコソーラーの製品はそうした期待に応えられるもの」と述べた。
ジンコソーラーは2006年、中国で設立。2010年にニューヨーク証券取引所に上場した太陽光パネルメーカー。2013年、初めて黒字化を果たすとともに、同年3月に日本支社を設立した。
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