２０１３年第４四半期のリフォーム市場は２兆円超、２０００年以降では３番目の大規模に

　矢野経済研究所（東京都中野区）は２月２５日、２０１３年第４四半期（１０〜１２月）における住宅リフォーム市場調査の結果を発表した。
　
　それによると、１３年１０〜１２月の市場規模は２兆６５５億円（速報値）で、前年同期比で１７.０％増と推計。四半期で２兆円を超えたのは２０００年以降では３回しかなく、３番目の規模となった。これについて、本格的な景気回復とともに消費増税に伴う駆け込み需要が顕在化している結果だと考えられるとした。

　また、１３年（１～１２月）の市場規模は６兆９５２１億円（速報値、前年比１２.３％増）と、０３年以来の７兆円が目前となる伸びを予測。１３年の特徴としては、「設備修繕・維持」分野が大きく拡大していることを挙げた。

　２０１４年は４月以降の消費増税の影響から反動減になるとし、市場規模は６.３～６.８兆円を予測。大規模リフォームについてはその影響を受けにくく、現状維持で推移するとみる。