高断熱・高気密の省エネルギー住宅を展開する工務店グループ「FPの家グループ」(会長:山下輝雄・山下ホーム社長)は2月20日、福島県いわき市で第2回全国大会を開催した。全国から約200人が参加した。山下会長は、冒頭のあいさつで「断熱性能の高い健康にもいい住宅をつくるということが社会的な使命だという認識を持って取り組んでもらいたい」と強調した。特別会員の光村恵範・FPコーポレーション社長は、今回、東日本大震災で大きな被害を受けた福島県で全国大会を開催した意義に触れ、「『FPの家』を拡販し、エネルギーの使用を抑えることは、間接的に被災地の復興にもつながる」と話した。
大会では、震災で被災した会員工務店2社も講演した。宮城県南三陸町の報昇建設・佐藤昇二社長は、三陸地方を襲った津波について写真を見せながら報告した。福島県福島市のカンノ住研・菅野良二社長は、震災の記憶が薄れていくことを危惧し、「震災のことを後世に伝えていかなければならない」と訴えた。会場となった「スパリゾートハワイアンズ」の統括支配人・下山田敏博氏も同施設の復興について講演した。
21日には、福島県富岡町の復興の様子の視察ツアーも行う。
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