ドイツ製の家庭用・業務用温水器などの販売を行う日本スティーベル(神奈川県川崎市)は、熱湯が利用できる家庭用温水器「SNU-HOT」を発売する。販売開始は6月を予定。
キッチンなど、水場ごとに個別で備え付ける小型の家庭用温水器は日本ではあまり普及が進んでいないが、ドイツでは熱エネルギーのロス軽減などの省エネの観点から、個々に温水器を取り付けるのが主流という。同社が今回発売する本製品は、1つの水栓蛇口から、水・温水・熱湯の3種類が利用できるのが最大の特長で、熱湯は65℃から97℃と高温で設定できるのが強み。コーヒーを飲んだり、パスタを茹でるなど、待ち時間なしの多様な活用シーンが期待できる。
同社藤城勇一代表取締役は、「家庭用としてはもちろん、病院や飲食店でも熱湯を使いたいときにすぐ使いたいという声にこたえられる製品」と話す。
左のレバーは熱湯専用。ボタン式のチャイルドロックが付いており、ボタンを押しながらレバーを引かないと熱湯は出ないなど安全面にも配慮した。熱湯を出しても蛇口(カラン)部分はほとんど熱くならず、同様に、保水タンクも熱をもたない特殊な設計になっている。
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