ネストハウス、自社開発のポイント制顧客接点強化システムの情報交換会を開催

　山口県岩国市に本社を構えるネストハウス（山口県岩国市、石川明社長）は２月１２日、同社が開発した顧客管理システム「パコスシステム」を活用する工務店を招いた第１回情報交換会を開催した。導入工務店など約２０社が集まった。

　同システムは、パソコン上で顧客管理ができ、進ちょく情報などがスムーズに管理できるとともに、ポイントカードによるポイント制を導入できる。顧客は工務店との打ち合わせや住宅展示場への来場などによってポイントを貯めることができ、ポイントに応じて施工時に値引きを受けられる仕組み。

　情報交換会では、同システムの導入より、打ち合わせでもポイントを貯めることができるため、顧客の打ち合わせ時間や移動時間を「値引き」という形で還元できる点が好評といった意見が挙がっていた。

　同社の石川明社長は、「当初は、自社の顧客管理があまりうまくいっていないことから、それを改善するためにシステムを開発した。同じような悩みを抱えている工務店が多いというお話を伺ううち、ならばこのシステムを広めなければならないと考え、システムの製品化に至った」と語り、同システムの普及で、地域に根付く工務店が地元客との接点を強化できることを期待していると話した。