東日本不動産流通機構は、11日「月例マーケットウォッチ」を発表。首都圏の中古物件の取引件数がマンション・戸建てともに今年10月度で大幅に増加していることがわかった。
中古マンションの成約件数は2804件で、前年同月の2273件と比べて23.4%増加した。中古戸建て住宅の成約件数も957件と、前年同月の776件と比べて23.3%の大幅増となった。
ただ大幅な増加率の背景には、サブプライムローン問題の余波が残り前年同月の成約件数が落ち込んでいた影響が大きいが、同機構によると、中古のマンション・戸建ては近年の価格の値下がりを背景に、賃貸層や一次取得者層の間で堅調に需要が伸びているという。