住宅金融支援機構(東京都文京区)は1月24日、2007年から年1回とりまとめている民間住宅ローンの貸出動向調査について2013年度の結果を公表した。住宅ローンを取り扱う336の民間金融機関にその取り組み姿勢、金利優遇、審査などに関するアンケートを行い、309機関から回答を得た。
2012年度の新規貸出額の金利タイプ別の構成比をみると、「変動金利型」が2011年度よりも0.6ポイント増加して68.4%に。変動金利型が引き続き7割近くを占めた。「全期間固定型」は3.9%だった。
業態別にみると、都銀、信託、労金、モーゲージバンクで「変動金利型」が減少。地銀、第二地銀、信金、信組では増加した。
金融機関が懸念する住宅ローンのリスクについては「金利競争に伴う利鞘(りざや)縮小」94.1%がトップで、「他機関への借換」63%、「中長期的な採算性悪化」53.1%が続いた。
調査の詳細はコチラから。
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