TOTO(北九州市)、大建工業(大阪市北区)、YKK AP(東京都千代田区)の3社は12月5日、コラボレーションショールームの拡充や加齢対策を提案するリフォーム・リモデル分野での協業など3社の連携を強化していく方針を発表した。共同運営する「TDY東京コラボレーションショールーム」が開設1周年を迎えるにあたって、共同で記者会見を行った。
3社のコラボレーションショールームの展開では、2017年度末までに全国主要都市で8拠点体制の確立を目指す。まず、14年6月に福岡市にある「TY福岡コラボレーションショールーム」をTDY3社のショールームにリニューアルする。
新たな成長分野として期待される高齢者マーケットでは、「備えるリモデル」をキーワードとして協業体制を強化する。高齢者向け住宅への提案を含め、3社の強みを生かした空間提案を進めていく。ショールームなどでの展開のほか、3社協業による商品企画も進める。
購買面のコスト削減連携も深める。新たに製品材料の購買コストの削減や発注・物流システムなどの共同研究にも取り組み、15年末までに30億円としていた削減目標を50億円に引き上げる。すでに43億円程度までめどが立っているという。
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