国土交通省は11月26日、ウッドフレンズ(名古屋市)が施工した木造3階建て住宅(準耐火建築物)で建築基準法違反が判明したと発表した。国土交通大臣認定等の仕様と異なる仕様で施工されたもの。同社が施工した同様の違反の疑いがある建物は355件という。
ウッドフレンズが販売した名古屋市内の木造住宅(準耐火建築物)1件で、間仕切り壁の石こうボードの留め付け方法などが国土交通大臣の認定を受けた仕様に適合していなかった。名古屋市からの報告で明らかになった。
具体的な不適合は、▽石こうボードの下地に規定で定めた横胴縁が施工されていない▽石こうボード用くぎ長さが規定よりも短い▽石膏ボードを留めるスクリューねじの間隔が規定よりも広い-など。
同社の報告によると、同様の疑いがある木造住宅は、愛知県で352件、東京都で3件。
国交省は、関係する特定行政庁に情報提供し、調査を依頼。特定行政庁で違反が確認されれば、早急に是正措置を講じるように指示しているという。
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