工務店ネットワーク・ジャーブネットを運営するアキュラホーム(東京都新宿区)は11月7〜14日、現行の消費税率5%が適用される9月末までの駆け込み需要とその反動について、会員工務店159社を対象にアンケート調査を実施した。
それによると、契約件数が前年比で100%を越えた工務店の割合は、8月が84%、9月が87%と大半が前年比より契約数を伸ばした。落ち込みが予想された10月も66%は前年以上の契約があったとした。
駆け込み需要が予想された時期(8・9月)の顧客の様子について聞くと、「急いでいた」(28%)、「冷静」(30%)、「どちらともいえない」(33%)といずれもほぼ同じくらいの割合だった。フリー回答では「変化がない」との意見が多かったという。
これらから地域工務店に来場する顧客には、消費増税がそれほど大きな影響としてあらわれず、駆け込みとその反動は小規模だったことがうかがえるとした。
駆け込み需要が予想された時期と落ち込みが予想された時期に対策を行ったかとの問いには「いいえ」が6割を越えた。対策をしたと回答した28%は、「9月末契約に間に合う集客イベント」「国の減税措置などを盛り込んだ説明会」などを開催していた。
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