LIXIL(東京都千代田区)は、ユニセフが推進する「WASHプログラム」の支援を始める。
WASHプログラムは、「安全な飲料水と衛生施設を継続的に利用できない人びとの割合を半減させる」ことを目指す国連ミレニアム開発目標(※)のひとつで、ユニセフが支援に取り組んでいる。LIXILはこの主旨に賛同し、ユニセフに対し学校の衛生設備改装のためにトイレや手洗い器を提供するとともに、子供たちへの健康・衛生教育で協力すると約束。
さらに、11月19日の「世界トイレの日」にあわせ、2018年までに200万人以上の児童に清潔で衛生的なトイレの提供をめざす「ISIS(アイシス)2018プロジェクト」を始動する。
まずはユニセフへの協力として、フィリピンへの資金支援や中国への設備提供などを予定。フィリピンへは約22万5000人の子どもに歯ブラシや歯みがき粉、石鹸を届け、衛生的な生活習慣を身につける教育資金として3年間の寄付を実施する。その後、支援の範囲をインドネシア、ベトナム、ケニアへと広げていく。
(※)2000年9月に開催された国連ミレニアムサミットにおいて「ミレニアム宣言」が採択され、これをもとに2015年までに達成すべき8つの目標としてミレニアム開発目標が掲げられた。
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