富士経済は、ヒートポンプ関連市場の14年度までの市場予測を発表。住宅用エコキュートの2014年度の販売量を、08年度と比べ51.6%高い2,208億円と予測した。
エコキュートはガス給湯器や灯油給湯器と比べランニングコストが高く、オール電化住宅の普及とともに需要が拡大。住宅設備市場が低迷した昨年度も販売価格で20%増加する結果となった。
09年度以降の予測として同社は、省エネ法改正による大型分譲事業者への省エネ措置の義務化や寒冷地型商品の充実により、成長率は鈍化しながらも一定の成長を維持するとした。
また10年度以降は、ガスを利用した燃料電池コージェネシステム「エネファーム」の普及拡大や新築住宅着工の減少を背景に、成長率はさらに鈍化すると予測。また市場の成熟により価格が低下し、金額ベースの市場は小さくなる、とした。
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