エコワークス(福岡県福岡市、小山貴史社長)は、新築物件の全棟でエネルギー性能表示を実施する。建築主に対して、設計時に自邸の省エネルギー性能や、省エネ性能に関わる仕様・設備の判断材料を提供することで、より省エネ性の高い住宅の普及を推進していく。
11月1日以降に契約した物件が対象。10月1日に施行された外皮の断熱性能と一次エネルギー消費量の2つの指標で建物全体の住宅エネルギー性能を評価する新しい住宅省エネルギー基準に沿った方法で表示する。
建築研究所のホームページで公開されているプログラムを使って、同社で住宅の設計一次エネルギー消費量を計算。具体的な表示には、住宅生産団体連合会が提案した住宅エネルギー性能表示の方法を採用する。
合わせて、引き渡し後に検証も行う。入居後1年間の電気・ガス・灯油などのエネルギー消費量を、HEMSや入居者の「環境家計簿」を利用して収集し、同社で一次エネルギー消費量に換算。それを設計時に計算した設計一次エネルギー消費量と比較して、入居者に対する省エネに関するアドバイスも行っていくという。
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